先般、日本原子力発電(株)から、震災後の対応と現状、安全について説明をしたいとの申し出があり、
私を含め、8名の議員と3名の事務局とで、東海第二発電所に視察に行ってきました。
まずは、地震発生後の状況、3月11日の地震の後、15日には冷温停止したこと、
東海に到達した津波の大きさと浸水状況の説明などがありました。
また、安全対策の説明として、
〇津波による浸水防止策
〇電源の確保
〇原子炉冷却機能の確保
〇使用済み燃料プールの冷却機能の確保
〇シビアアクシデント(過酷事故)への対応に関する措置
〇安全性向上対策を確実にするため、体制面・運用面の強化
などが行われているそうです。
今後の再稼働について質問したところ、国による津波の想定が、決まらないため、防護壁を何メートルの高さに
すべきかどうかが決められない、そういった整備をきちんとしないと、ストレステストもできないし、
住民の合意を得ることができないでしょう。ということでした。
現場の方たちの一生懸命な気持ちはわかりますが、先日の竜巻も含め、自然の大きな力の中で、人間の力なんて
ごくごく小さいものです。どんなに細かい対応がとられていようと、原子力そのものが危険なものであることには
違いはありません。「想定外」をどこまで想定できるか、難しいと思います。
電力の確保も必要ですが、細かいところではなく、もっと大きな目で、長い目でみて自然と人間との共存を
考えていくべきだと私は思うのですが・・。
コメントを残す