兵庫県 小野市 に行政視察に行ってきました。
小野市長 蓬莱 務 氏は、民間企業で経理、購買、企画、人事の各部門を担当し、11年前に小野市長に転進しました。その行政経営手腕はすばらしいもので、今、とても注目されている市です。
今回、視察に行ったとき、ちょうど、テレビ東京の月曜夜10時から放送されている「カンブリア宮殿」という番組が、取材に来ていました。
この番組はこの平成の不況にもかかわらず、成長している企業の経営者を取材するという番組で、「関東から視察に来るところがある」ということで、高萩市が視察しているところを取材していたのです。予定では今月31日に放送されるそうです。
テレビが取材にくるくらいですから、本当に驚くことの多い素晴らしい
「行政経営戦略」です。
その4本柱とは・・・
○ 顧客満足度志向
「市民=顧客」ととらえた「市役所は市内最大のサービス産業の拠点」
○ 成果主義 「何をやっているのか」ではなく、「何をもたらしたか」
○ オンリーワン 「ここしかない小野らしさ」を追求する行政
○ 先手管理 「言われてからやる」のではなく、「言われる前にやる」
「後手管理から先手管理へ」
その中でも、特に注目すべきは、県下で唯一の所得制限なし中学3年生まで医療費完全無料化。これこそ、本当の子育て支援だと思いました。その町に行けば、中学三年まで医療費はタダなのですから、子育て世代なら、住みたいと思うはずです。
2点目に、神戸大学の提案により、となりの三木市と病院を統合すること。平成25年10月に会員予定だが、自治体と大学が連携して病院を建設・運営するのは全国初だそうです。
面白かったのは、人生の再出発と新たな出会いとして、第二の成人式を65歳の市民対象に行っていること。トークコーディネーターに桂三枝氏を迎え、「人生波乱万丈」や「新婚さんいらっしゃい」とよく似たスタイルで、三枝さんと苦労話トークを数人がステージでやるそうです。そうすることで、会場の人たちとの間に共感の輪が広がったり、他の人生に対する考えを聞くことができると、とても楽しみにしている方もいるそうです。
久しぶりに行った行政視察でしたが、「目からうろこ」というか、発見の多い有意義な視察となりました。
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